無錫からニーハオ!
私たちが働いている富士フイルムファインケミカルズ(無錫)有限公司のある場所は、元々は広大な農地でした。上海から車で1時間ほどの距離なので、何かと便利な立地にあります。そこで、工業団地として開発、多くの企業が誘致されました。当社もそのうちのひとつです。
しかし、化学品製造企業はほとんどありません。そのため、環境保護に対する規制は非常に厳しいレベルにありますが、私たちはこれをなんとかクリアしつつ、2005年に操業を開始し、現在に至っています。
このコーナーでは、そんな無錫の情報を、私たち現地在住者の視点で、皆さんにお伝えしていきます!
【第2回】今年は日本語がアツイ! 盛り上がる日本語スピーチコンテスト
2017年5月21日、「第18回 無錫日本語教育交流会」と「第11回 太湖杯日本語スピーチコンテスト」が開催されました。この大会は無錫市人民政府外事弁公室などが主催して、在上海日本国総領事館などの支援のもと、毎年開催されています。今年は日中国交正常化45周年・日中平和友好条約締結40周年という節目の年ということもあり、参加者が450名を超える、とても大きな大会となりました。
プログラムは午前・午後の2部構成。午前の部では日本文化や日本の社会問題についての紹介、日本にまつわるクイズ、WeChat(中国版LINEのようなサービス)による抽選会、各学校からの出し物などが披露されました。午後の部では、無錫市の日本語学習者がしのぎを削る「日本語スピーチコンテスト」が開催され、学生24名、社会人7名が参加しました。テーマは「私と日本、日本人、日本語」。3つのうちのどれかについて日本語でスピーチします。審査では10名の日本人審査員との間で質疑応答が行われ、発表内容、質問への回答、日本語の発音などを評価して採点。今年は「社会人の部」で三菱東京UFJ 銀行(中国)有限公司無錫支店の陳天泓さんが、「学生の部」では江南大学の趙羽煕さんほか1名が、みごと特等賞となりました。
富士フイルムファインケミカルズ(無錫)有限公司(FFCW)は、会社の知名度アップと社員の日本語学習意欲向上を目的に、2013年から社内で参加者を選考し、コンテストに参加してきました。また、賞品として、富士フイルムの化粧品「アスタリフト」やインスタントカメラ「instax」“チェキ”を提供しています。
今年は残念ながら、FFCWからのスピーチコンテスト参加者はいませんでしたが、わたくし豊明霞と研究課の尹が大会の司会を務めました。また、スピーチコンテストの審査員としてFFCWの森総経理が参加しました。
来年はスピーチコンテストへの参加はもちろん、入賞できるように頑張っていきたいと思います!
次回は、中国の社員旅行事情についてお伝えします!