無錫からニーハオ!
私たちが働いている富士フイルムファインケミカルズ(無錫)有限公司のある場所は、元々は広大な農地でした。上海から車で1時間ほどの距離なので、何かと便利な立地にあります。そこで、工業団地として開発、多くの企業が誘致されました。当社もそのうちのひとつです。
しかし、化学品製造企業はほとんどありません。そのため、環境保護に対する規制は非常に厳しいレベルにありますが、私たちはこれをなんとかクリアしつつ、2005年に操業を開始し、現在に至っています。
このコーナーでは、そんな無錫の情報を、私たち現地在住者の視点で、皆さんにお伝えしていきます!
【第3回】大満足! 成都への社員旅行で気力充実!
富士フイルムファインケミカルズ(無錫)有限公司(FFCW)では、2017年9月7日から10日にかけて、四川省の省都・成都へ3泊4日の社員旅行を行いました。今回は、私たちが訪ねた世界文化遺産の「楽山大仏」と「峨眉山」について、皆さまにご紹介します。
成都は、無錫から西に約1,800キロメートルも離れたところにあります。世界中で大人気のジャイアントパンダの故郷であり、古来より「天府之国」と呼ばれる恵まれた土地。また、麻婆豆腐に代表される麻辣(マーラー)(しびれる辛さ)味の四川料理でも有名です。私たちも観光に食にと、大いに楽しみました!
奈良の大仏のなんと5倍!「楽山大仏」
成都から約160キロメートル離れたところにある「楽山大仏」は、高さが約71メートルで世界一を誇る石刻大仏です。日本の奈良の大仏のなんと5倍もの大きさです。
楽山大仏は唐の時代(713年)に造営が開始され、約90年をかけて完成されました。「楽山大仏」は国家事業ではなく、民衆の資金を集めて建立されました。創始者の僧が資金を出してもらう際に、自分の熱意と決意の表明のため自らの目をえぐり取ったというエピソードも残されています!その僧の死後も造営は継続され、完成に至りました。
大仏横の石壁に作られた狭い石段から大仏の足元まで降り、大仏全体を眺めると、その途方もない大きさやユーモラスなお顔に、何ともいえない驚きや親近感が湧いてきます。
深い精神性を感じる中国きってのパワースポット「峨眉山」
峨眉山は仏教の聖地で、中国四大仏教名山の一つです。山の連なる様子がまるで美女の眉のようで「峨眉」という名前が付けられました。豊かな植物や深い木々の緑に恵まれ、標高により気候が目まぐるしく変わります。運が良ければ登山中に野生の猿の姿を見ることもできます。
山中には多くの寺院も残されていて、3,079メートルの山頂には、天に輝く金色の塔があります。条件が揃えば、仏光という雲海に映る人や物影に光の輪が浮かぶ現象を見ることができるそうです(私たちは山頂には行けませんでしたが)。まさに中国きってのパワースポットといえるでしょう。
皆さんも、中国ならではの神秘の空気を感じたいなら、ぜひ、峨眉山へgo!
そして、もちろんグルメやエンタメも!
夜は成都に宿泊し、美味しい四川料理を食べたり、「川劇変面」(かぶっているお面が一瞬で別のものに替わる仮面劇)などの伝統文化を鑑賞して、四川の文化や歴史を存分に味わいました。旅行後の社員アンケートでは参加者全員が「とても満足」と回答、仕事への英気を十分に養うことができました!
次回は、当社のユニークな社内イベントについてお伝えします!