3つのステップを習慣付けしてトレーニングを重ねる
前回は、「怒り」をコントロールするアンガーマネジメントの3つのステップについて紹介しました。今回は、これらをふまえ、日常生活のなかでの具体的な取り組み方を紹介します。
- ①「衝動」のコントロール
- 怒りを感じても、すぐにぶつけるのではなく、6秒間じっと我慢する(6秒ルール)。
- ②「思考」のコントロール
- 怒りを感じた言動を、「許せる」「まあ許せる」「許せない」のいずれかに仕分けする。
「許せない」言動以外に対しては、時間経過とともに怒りが薄らいでいくので放っておく。 - ③「行動」のコントロール
- 「許せない」言動については、「重要」か「重要ではない」か、相手の言動を「変えられる」か「変えられないか」によって対処を決める。
怒りを感じるたびに、この3つのステップを踏む習慣付けをすれば、少しずつ「心の許容度」が高まり、感情のコントロールがしやすくなります。
すぐに結果が出るものではありませんが、運動やダイエットと同じように、トレーニングを重ねれば重ねるほど効果は高まるのです。ぜひ、今日からでも実践してみてください。