今さら聞けないTO、CC、BCCの使い分け方
メールにはメッセージをやりとりするだけでなく、さまざまな機能が備わっています。CCに上司や業務に関わるメンバーを入れて情報を共有したり、ファイルを添付してデータを送信したりといった機能は、多くの人が普段から特に意識をせずに使っていることでしょう。しかし、そのルールやマナーを知らずに使うと、思わぬトラブルに発展してしまうこともあります。相手と確かな信頼関係を築き、仕事を効率的に進めるためにも、まずはメールの基本的な機能について確認しておきましょう。
まず、宛先に関する機能から見ていきましょう。宛先の指定欄には「宛先(TO)」「CC」「BCC」があり、どの欄にアドレスを入力してもメールを送信できます。ただし、それぞれ役割が異なるため、目的に合わせて使い分ける必要があります。
●宛先(TO)
TOは、メールを処理してほしい人などを指定します。送り先は複数指定することができますが、受信したメールには全員分の宛先が表示されます。
●CC(=Carbon Copy)
CCとは「メールの複写」という意味で、TOの人に宛てた用件を「参考までに伝えておきたい相手」を指定する欄です。TOに指定した人とのやりとりを報告する目的で使われることもあります。TOと同様に、送り先は複数指定することができ、受信したメールには全員分の宛先が表示されます。メールの前文に、「○◯様(CC:◯◯様)」と宛名を入れ、コピーを誰に送っているのか分かるようにしておきましょう。
●BCC(=Blind Carbon Copy)
BCCも複数宛先を指定することができますが、受信したメールには表示されません。TOやCCに指定した人には、誰に送信したのか知らせたくないときに使います。