選択肢を提示して返信のハードルを下げる
仕事をスムーズに進めるためには、メールを読んだ相手がすぐに行動に移してくれるかどうかがカギになります。そこで意識してほしいのが、相手が返信しやすいメールを書くということ。なかなか返信が返ってこない場合、相手がどう返信すればよいのか困ってしまうようなメールを、実はこちらが送っていたというケースは少なくありません。
例えば、「新製品についてご意見をお聞かせください」「セミナー会場については、どのように対応すればよいでしょうか」などと漠然とした投げかけでは、どう答えればよいのか分からず相手は困ってしまいます。誠実に答えようとする人ほど悩んでしまい、返信に時間がかかってしまうでしょう。
「開発中の新製品の色について、ご意見をお聞かせください」といったように、質問はできるだけ具体的に伝えることを心がけましょう。
「セミナー会場は、AとBのどちらにすればよいでしょうか」などと、選択肢をあらかじめ示すことも有効です。相手は提示されたものの中から条件に合うものを選ぶだけなので、速く処理することができるでしょう。
同様に、打ち合わせなどの日時を決める際は、「来週はいかがでしょうか」と聞いたり、自分の都合の良い日時を先に知らせたりするなどして範囲を限定すると、相手はそこから選択できるため、やりとりが簡潔に済みます。