時代によって求められるリーダーシップは変わる
現在管理職を務める多くの人にとって、そのあり方は自分が若い頃とはだいぶ違ったものに感じられるかもしれません。昔は目標を達成できなかったり、失敗をしたりすると、上司や先輩に怒鳴られ、時には書類や灰皿を投げつけられたという話もありました。
しかし、今そんなことをすればほぼ確実に「モラハラ」「パワハラ」と訴えられるでしょう。企業のガバナンスも強化されてきた今日、管理職はハラスメントにならないよう細心の注意を払っていく必要があります。
一方で、現在も昔と変わらず管理職に求められているのが、部下を率いて担当部署の業績を伸ばすこと。そのために、強い上司権限によって部下を働かせることが難しくなった今の時代は、管理職に求められるリーダー像は変わってきているといってよいでしょう。今回は、コーチングの手法を生かした現代の管理職にふさわしいリーダーシップの身に付け方、発揮の仕方を紹介します。