「導入」「中盤」「締め」の3つに分けて語りかける
「長年通い詰めたお客さまから、商品を説明する千載一遇の機会をいただいた」
「いま考えている新しいプロジェクトについて、役員会で説明することになった」
ビジネスでは、そんな失敗の許されないプレゼンのチャンスが何度も訪れるものです。
次にいつチャンスが訪れるかわからないので、「あれも話したい」「これも話したい」と、伝えたい内容が次から次へと湧き出し、気がついたらプレゼン資料が30ページに膨れ上がってしまった、などという経験をした人も意外と多いのではないでしょうか。
そのうえ、話す順番がきちんと整理されておらず、資料の順にだらだらと説明するだけでは、聞き手は何がポイントなのかがつかめなくなり、飽きられてしまいます。
また、通常プレゼンの時間は15分、30分といったように限られており、その時間内で話をまとめなければなりません。だらだら説明しているとたちまち時間が経って、本当に伝えたいことにたどり着く前に時間切れとなってしまうこともあります。これでは、せっかくのチャンスが台無しです。
プレゼンで話す内容にも、聞き手を惹きつける上手な「分け方」があります。
与えられた時間を「導入」「中盤」「締め」の3つに分け、それぞれの時間帯に語りかける内容を整理するのです。