なぜ若手社員は会議で黙りこくってしまうのか?
よく「日本の会社は会議が多く、時間も長い」と言われます。
しかも、時間をかける割には結論が出ず、次に持ち越されてまた会議を開く、といった堂々巡りに陥ることが珍しくありません。結果的に会議の数もどんどん増えてしまうわけです。
会議が長引く原因のひとつは、参加者からなかなか発言が出ないことです。
言いたいことはあるけれど、「変なことを言って否定されるのが恥ずかしい」とか、上司の顔色をうかがって「余計なことは言わないほうがいい」などと黙りこくってしまう人がいます。このように、周囲への気後れや忖度(そんたく)によって発言を控える傾向は、若手社員ほど強いようです。
発言が出ないと議論が進まず、無駄な時間がどんどん過ぎてしまいます。結果的に生産性が下がるだけでなく、意思決定のスピードも遅くなってしまいます。
そこで今回は、会議で多くの参加者から発言を引き出す「3つの分け方」を紹介しましょう。