専門用語や業界用語は相手の理解を阻む“壁”になりやすい
新規顧客を開拓する営業の方々からよく聞く悩みのひとつは、「商品やサービスの説明をしても、なかなか理解してもらえない」というものです。
身近なものや、分かりやすい特徴を持つ商品・サービスであれば、シンプルな説明でも「なるほど」と思ってもらえるのでしょう。しかし、相手があまり馴染みのないものや詳しくないものだったり、専門知識がないとメリットを理解できないものだったりすると、単純に説明しただけではチンプンカンプンになってしまいます。
特にクラウドやAI(人工知能)といったテクノロジー関連の商品・サービスや、投資信託・保険などの金融商品は、相手のリテラシーの度合いによって理解力に大きな差が出やすいため、十分な説明をするにはそれなりのテクニックを要します。
ポイントは、まず、相手がどこまでの知識を持っているのかを探り出すこと。そしてそのレベルを知った上で、分かりにくい専門用語や業界用語を簡潔に説明しながら、少しずつ商品・サービスへの理解を深めてもらうことです。