予定どおりに進まないのはスケジュールに無理があるから
「何をやっても長続きしない」理由はさまざまです。これまで解説してきたように、「Have to」(やらなければならない)という強迫観念にかられて取り組むと、途中で挫折しやすくなってしまいますし、人によっては、「やりたいけれど、その環境が整っていない」ことが継続を妨げる大きな要因となっているようです。
例えば、「英語の勉強がしたいけれど、仕事が忙しくてなかなか時間が取れない」といったケースです。
忙しいビジネスパーソンにとって、仕事やプライベートの用事をこなしながら、勉強やスキルアップの時間を捻出するのは容易なことではありません。半年先、1年先の試験を目標に勉強のスケジュールを立てたとしても、急な残業が入ったり、同僚との飲み会に誘われたりして、その日の勉強が先延ばしになってしまうというのは、よくあることです。
結果的に最初に立てた予定はどんどん遅れ、「このままでは、半年後の試験に間に合わない」とあきらめて、勉強を投げ出してしまう人も少なくありません。
そもそもビジネスパーソンは、ほかにもやるべきことがたくさんあるわけですし、突発的な仕事やイベントが舞い込んでくるのも日常茶飯事なのですから、それを織り込んでスケジュールを立てる必要があります。
予定どおりに勉強が進まないのは、そもそもスケジュールに無理があるからなのです。