年上の部下には“人生の先輩”と捉えて接することが大切
より良い職場を求めての転職が一般的になった現在、自分より年上の部下が中途採用で入社してくることも珍しくはなくなりました。しかし、お互いにある程度心構えをしているとはいえ、実際に一緒に働くとなると、年上の部下は接し方が難しい場合があります。一方、平成生まれの世代が部下になった場合は、昭和生まれの世代とは価値観が異なるため、対応に苦労することも。いつの時代も部下を指導するのは難しいことですが、現代の管理職には昭和世代の年上と平成世代の両方を部下として、上手にマネジメントすることが求められます。そこで今回は、それぞれの部下と話をするときに、意識しておきたいポイントについて解説します。
まず年上の部下と話すときは、“相手の自尊心を守る”ということを“強く”意識する必要があります。これはvol.11の効果的な部下の叱り方でも挙げましたが、年上の部下と話すときは、叱るときに限らずそのことを常に心掛けるようにしてください。自分では特に偉そうにしたつもりがなくても、ちょっとした言葉遣いが相手の反感を買ってしまうこともあります。部下であっても、あくまで“人生の先輩”に対する態度で接するようにしましょう。