変わり続けるライフスタイル タイムマネジメントの捉え方にも変化が
1日24時間をどのように過ごしているか、把握していますか? 時間の使い方を知ることは、自分自身を知ることーーこれはマネジメントの発明者であるピーター・ドラッカー氏の残した「汝の時間を知れ」という言葉からも知ることができるでしょう。誰もが平等に与えられる24時間。「何に」「どの程度」時間を割いているか認識することが、生き方を変える第一歩になります。
「タイムマネジメント」とはその名の通り、「時間を管理すること」です。これまでは「いかに効率よく仕事をこなすか」といった観点から注目されることが多かったと思います。しかし新型コロナウイルス感染症の流行以降、リモートワークや外出自粛によって、自宅など会社以外の場所で過ごす時間が増え、ワークライフバランスを改めて考える人も少なくなかったはずです。
今後は仕事の効率化だけを目的とするのではなく「どれほど精神的に満たされた時間を多く過ごせるか」が重要なポイントになるでしょう。同じ24時間をどう過ごすかで1年後、10年後の姿は異なります。1日のうち、どれだけ自分だけの時間を作れているでしょうか。プライベート時間を増やすことで、本当に叶えたいことに目を向けることができれば、自ずと優先すべき行動が見えてくるでしょう。
この連載では、仕事だけでなく、プライベートを含めたタイムマネジメントのコツを紹介していきます。皆さんが幸せで充実した人生を過ごせるようにすることが目的です。初回は、具体的な時間の過ごし方を洗い出した上で、ラベリングし、時間を可視化する方法を紹介。タイムマネジメントの第一歩です。