後悔や反省に引っ張られるのは本能?
誰しも仕事で失敗したり、もっとうまくできたかも、と考えたりすることはあるでしょう。それはあなたが頑張っている証。一生懸命に取り組んでいればいるほど、ダメージは大きくなるものです。
後悔や不安で頭がいっぱいになるのは、脳の仕組みによるもの。参考となるのが、心理学者クルト・レヴィン氏とブリューマ・ツァイガルニク氏の研究によって提唱された「ツァイガルニク効果」です。彼らは、「人間は達成できたことや完了したことよりも、途中で中断されたものの方が印象に残りやすい」としました。連載マンガや連続ドラマの続きが気になるのも、この効果を利用しているといわれています。
自分が思うようにいかなかったこと、きれいに“完了”できなかったことが気になるのは仕方ありませんよね。反省から学ぶことは重要ですが、あまりにもそれにとらわれすぎると、時間をムダにしかねません。いつもなら集中して取り組めるタスクがはかどっていないようなら要注意です。
このような場合は気持ちを切り替え、区切りをつけることが有効に働きます。今回は上手な乗り越え方をご紹介。クヨクヨと後悔するムダな時間を減らしましょう。