時間制限を設けると、習慣も変えることができる
今やっておけば後々楽になるとわかっていても、ギリギリになるまで行動を起こせないという人も少なくないでしょう。先延ばしをすると、脳に未完了のタスクを覚えさせておくことになります。時間をムダにしてしまうだけでなく、目の前のタスクに脳を十分に使えなくなるのです。
行動力を上げるおすすめ方法の一つは時間制限を設けること。時間に限りがあると、脳がそれまでに「完了(クリア)しよう」と積極的に働くからです。
特に作業系のタスクでは、タイマーを使うのがおすすめです。一つひとつのタスクを細かく分けて、「この作業は○分以内に終わらせる」と制限を設けることで、モチベーションは格段に上がります。タイマーを活用することで、作業にかかる時間感覚もつかめるようになり、スケジュールを立てる際にも役立つでしょう。
また、クリエイティブ系の仕事にはじっくりと考える時間が必要です。良い案が思いつくまで、いつまでも時間をかけてしまうという人も多いかもしれません。そういった場合にも「〇〇までに完成させる」と期限を決め、時間を制限してみてください。明確な目標を設定することで「それまでに終わらせなければ」と集中力が上がります。あえてその仕事の直後に次の予定を入れるなど、工夫しましょう。
このように具体的に時間を区切って、クリアできるかどうか……と時間との戦いにすることで先延ばしを防ぐだけでなく、作業効率アップも期待できます。