図解で思考整理の極意
過去2回にわたり、集計された数値をチャートにする方法を紹介しました。目の前に積まれた資料の扱いに悩んだら、「とりあえずチャート化」を目指し、「まずはマトリックス」を作る。マトリックスができたら、「バブルチャート」や「ボリュームチャート」にして視覚的、直感的にデータを把握しやすくする。そして時には統計学の初歩の技である「分散」を使って分析をする。
慣れてくると、数字を見たら自然とチャートにする思考回路ができあがってくると思います。この「チャート脳」ができたら、少し面白いことに気が付くかもしれません。「もしかしたらこれを応用して数値データではないこともチャートにできるのではなかろうか?」と。実はフレームワーク※には、そんな数値データを使わないチャートがあります。代表的なものが「ベン図 / オイラー図」と「フローチャート」です。
※フレームワーク・・・経営戦略や業務改善など、さまざまなビジネス局面において、課題解決や現状分析をするための思考方法。思考の枠組み。