噛まないための秘策とは?
普段の会話の中で、言葉を噛んでしまったり、言いにくい単語につまってしまったりした経験がある方は多いでしょう。
日本語には、噛みやすい音があります。サ行、ラ行、マ行、パ行、タ行など、舌先や唇をよく使う音です。これらの音が連続して出てくる言葉を話すと、どうしても舌がもつれやすくなってしまいます。
「させて」「られる」「取りざたされる」「もろもろ」などの言葉が典型です。
噛まないようにするためのポイントは、フレーズを細かく区切って、一つひとつの単語を立たせるように発音することです。練習方法としておすすめなのが次の早口言葉です。読点の部分でしっかりと区切って声に出してみましょう。
「ブラジル人の、ミラクル、ビラ配り」
「負傷者、続出」
「マサチュー、セッツ、州」
「もろもろの、ことが、取りざた、される」
慣れるまでは難しいと感じる方もいるかもしれません。「ビラ配り」や「続出」が言いにくい場合、「ビラ、配り」「ぞく、しゅつ」とさらに区切ってみましょう。細かく区切ることで、一つひとつの単語をはっきりと発音できるようになり、早口言葉のようなフレーズでも噛まずに話せるようになります。ぜひ試してみてください。