対面でのコミュニケーションに、聞き取りやすい声は必須
オンライン会議ツールを使った営業活動が当たり前になり、お客さまと対面する機会はめっきり減りました。それでも、手に取ってもらわなければ魅力が伝わりにくい商品について説明するときや、重要な商談のクロージングなど、お客さまと面と向かって話さなければならない機会もあります。
そんな数少ない対面でのコミュニケーションの場で、自分の思いや、製品・サービスの魅力を強く訴えかけるためには、はっきりとした、聞き取りやすい声を発するのが望ましいことは言うまでもありません。
ところが、口をあまり大きく開けずに話す習慣がついてしまっている人の場合、どうしても言葉がゴニョゴニョとして、声が小さくなってしまうことが多いようです。どんなに魅力的な製品・サービスの説明でも、何を言っているのか聞き取りにくいと、相手が聞く気を失ってしまい、せっかくの商談が台無しになってしまうかもしれません。
あまり口を開けず、ゴニョゴニョ話してしまう人が増えているのは、パソコンやオンライン会議ツールの性能が向上していることも原因の一つではないでしょうか。
最近のパソコンはマイクの性能が高いので、ボソボソした声でもきちんと声を拾ってくれます。オンライン会議ツールも、声をしっかり伝えてくれるようになっているので、はっきりとした声を出さなくても、言っていることは相手の耳に届きます。
しかし、対面のコミュニケーションではそうはいきません。聞き取りにくい声でしゃべることは、自分に対する相手の印象や、営業成績にも大きく影響しかねないのですから、はっきりとした声で会話ができるようにトレーニングをしてみましょう。