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What's this?

O157やインフルエンザウイルスなど※1
1カ月以上※2 除菌が継続。
拭くだけで実現する持続除菌って何?

感染症や食中毒を引き起こす、怖い細菌や
ウィルスたち。清潔にしていても、いつの間にか
繁殖しているかもしれません。
富士フイルムは、これらの目に見えない脅威を
アルコール60%で除菌し、しかも銀イオンの効果で
1カ月以上効果が継続する持続除菌の技術を開発しました。
それが「Hydro Ag(ハイドロ エージー プラス)」
です。医療や介護の現場で実績を重ね、家庭へと
広がりつつある除菌技術のルーツは、
意外なところにありました。

何十年も腐食しない写真フィルムが
優れた抗菌作用のヒントに。

アルコールによる除菌は手軽で効果的な方法として、医療機関や家庭など、幅広い場所で使われています。しかし、便利なアルコールにも弱点がありました。それは蒸発して乾燥すると除菌効果がなくなってしまうということ。レントゲンフィルムや画像診断機器を通じて医療の現場に関わってきた富士フイルムは、「除菌直後の状態を持続したい」という現場のニーズに応えて、長期にわたって除菌効果を発揮する製品開発に着手。そのヒントになったのが、アナログカメラに使われていた銀塩フィルムでした。

銀塩フィルムの主な原料はタンパク質(コラーゲン)です。よほど保存状態が良くない限り、カビたり、腐ったりするはずなのに、何十年経っても不思議とそうなりません。フィルムの開発者たちは、「感光材料として含まれているハロゲン化銀の抗菌性能によるものだ」と理解していました。開発チームは、その経験知をもとに、抗菌効果をもつ銀イオンを塗布した透明フィルム「Hydro Ag」を製品化したのです。「Hydro Ag」は膜の表面に銀イオンを供給し続ける画期的な機能で、長期にわたって優れた抗菌効果を発揮。病院で使われるタッチパネル機器の抗菌に採用されています。そこから「フィルムの貼れない場所も持続した除菌がしたい」という新たなニーズが発生。拭くだけで抗菌効果が持続する魔法の液体「Hydro Ag」が生まれるきっかけになったのです。

「従来の銀系抗菌シート」と「Hydro Ag」の抗菌メカニズム比較

銀イオンの抗菌コートが 
最大数年にわたり効果を発揮!

「フィルムを貼らずに、拭くだけで除菌効果を持続させる」という難題を解決したのは、銀塩フィルムで培った均一分散技術でした。短時間で高い除菌作用を発揮する濃度60%のアルコールの中に、微細な銀イオン粒子を析出しないように均一に分散させるため、特殊な超親水性ポリマー(高分子有機化合物)を開発。安定した抗菌効果を長期にわたって持続するために、ポリマー構造の設計には長い時間を費やしました。
こうして、スプレータイプとクロスタイプの2つの形で製品化された「Hydro Ag」。普通の除菌剤のように拭いたり、スプレーしたりするだけで、誰でも銀イオンを含む約0.1µm以下の均一な膜を塗布できる画期的な製品です。アルコールが蒸発した後も銀イオン膜が形成し持続除菌するため、24時間経過しても99.99%の除菌効果を発揮。抗菌作用の持続期間は周辺環境の影響を受けますが、病院内の病床カーテンに塗布した実験では約1カ月以上、状態が良ければ数年にわたって持続します。さらに、銀イオンを定着させるコート材は水との相性が良い超親水性なので、付着した油やタンパク質などの汚れが落としやすくなるというメリットもあります。

■「Hydro Ag」の抗菌のしくみ

アルコールが乾燥した後も、銀の成分で抗菌コート。さらに抗菌コートは水となじむ超親水性のため、油・タンパク質汚れがつきにくくなる効果も。

持続除菌の確かな力で
健やかな環境づくりへ。

細菌だけでなく、ウィルスやカビなど、さまざまな微生物の増殖を抑制する「Hydro Ag」。雑菌の繁殖を防ぐことによる衣類やペット周りの消臭など、幅広い用途に使うことができます。
いま、衛生に関する意識の高まりを受けて、巷には抗菌グッズがあふれています。しかし、一般向けに市販されている抗菌用品が病院の院内感染予防に利用されることは非常に限られています。一方、医療機関向けに開発された「Hydro Ag」を一般の方でも使いやすいように改良した本商品の特長は、その優れた性能と信頼性にあります。院内で実績を積んだ確かなエビデンス(臨床による根拠)が、家庭内でも感染症の予防を推進する大きな力となって、O157やインフルエンザウィルスなどの見えないリスクから忙しい主婦や、うっかりしがちなお子さまを守ることができます。一方、感染症のリスクは病院と家庭だけではなく、外出先や職場にもあります。風邪を引いてくしゃみをしたら、すぐに「Hydro Ag」を一拭き。除菌効果が持続するので、大切な仲間がウィルスや菌に触れるリスクを低減できます。そのために商品化を進めているのが、持ち運べる小型のスプレーやポケットティッシュタイプの「Hydro Ag」です。
富士フイルムが目指すのは、正しい除菌が生活習慣として定着する社会。感染症リスクを減らして、「病気になりにくい健やかな環境」を実現することなのです。

「Hydro Ag」に関する情報はこちら

Hydro Ag スプレータイプ(左)クロスタイプ(右)

【取材協力/富士フイルム株式会社 メディカルシステム事業部】

記事公開:2017年11月