富士フイルムの軟磁性複合材料soft magnetic composite materials

富士フイルムの軟磁性複合材料

– soft magnetic composite materials –
高性能な軟磁性複合材料と
お客様のデバイスに適したプロセスをご提案いたします

富士フイルムでは磁性材料をはじめとする多様な技術を融合し高性能な軟磁性複合材料を開発しています。
併せて、お客様のデバイス・プロセスにマッチした製品形態、プロセスの開発を進めています。
微細化・高精度化が進むデバイスの高機能化に最適な軟磁性複合材料およびプロセスを提供し、量産時には長年の材料製造で培ってきた量産化スキーム・製造ノウハウを元に高品質な材料を安定供給します。

材料の開発

プロセスの開発

開発品の特長

高性能
主要特性である透磁率が高い軟磁性複合材料を開発しています。
広帯域
kHz~GHzの各周波数帯域に適合する軟磁性複合材料を取り揃えています。
kHz帯向け
MHz帯向け
GHz帯向け
多様な形態
様々な工程・使用方法に対応可能なさまざまな形態の複合材料を検討しています。
金属箔に貼合せ可能な磁性シート
磁性ペーストによるパターニング
磁性塗料により大面積一括塗装が可能
※開発品のため、詳細は個別にご案内させていただいております。 CONTACTお問い合わせはこちら

軟磁性材料とは

軟磁性材料は身の回りにある磁石(硬磁性材料)とは異なり、電流や外部磁界を印可した場合にのみ磁石として働き、電流や外部磁界を切ると磁石として働かなくなる材料です。電流や外部磁界を敏感に感じてNSの向きが自由に変化するため、電流から磁界への変換や、磁界の空間制御に用いられます。

主な働き:電流を磁界に高効率に変換する

軟磁性材料の透磁率(磁界の感じやすさの指標)に応じて電流→磁界の変換効率を上げることができます。

主な働き:磁界の空間分布を制御する

軟磁性材料は磁界を集める能力があり磁界の空間分布制御が可能です。

軟磁性材料の用途

電流から磁界への高効率変換や、磁界の空間制御といった軟磁性材料の特性を応用し、電源回路や電子回路、アンテナやモーター等様々なデバイスに用いられてきました。急速に普及するIoTをはじめ先端分野においても必須の材料であり今後ますます需要が広がると考えられます。

インダクタ

性能(インダクタンス)
を向上します

ノイズ抑制・
シールド

不要な電磁波から
電子機器を保護します

ワイヤレス給電

給電効率を向上します

トランス(変圧器)

電圧変換効率を
向上します

モーター

回転に必要な電流を
節約します

アンテナ

高感度化、
小型化が可能になります

富士フイルムの記録メディア事業では、55年以上にわたって磁気テープを中心に、商品開発と製造を続けています。そこで培われた技術は、材料開発のみにとどまらず、製造、評価、解析など多岐にわたります。われわれは、それらの技術をもとに、御社の要望にあわせた競争力のある材料をスピーディーに開発検討いたします。お客様の量産時には高品質な材料を安定に供給します。

記録メディア事業の詳細はこちら

お問い合わせの流れ

CONTACTお問い合わせはこちら
お問い合わせ
まずはフォームからお問い合わせ下さい。
ご案内
担当者より弊社軟磁性複合材料のご説明を行いお客様ニーズとのマッチング可能性を探ります。
秘密保持契約
必要に応じて秘密保持契約を締結します。
サンプル提供
お客様の用途・プロセスに応じたサンプルを準備しご提供します。
改良の議論
お客様の評価結果を受け、材料の改良について議論します。
量産化準備
性能に目途が得られたところで量産・供給についてのスケジュールを具体化します。
量産
お客様の生産に合わせ軟磁性材料を供給します。