画像・動画に特化したストレージサービス。
版管理(バージョン管理)は、どのように使う?

画像・動画に特化したストレージサービス。版管理(バージョン管理)は、どのように使う?

クラウド上のオンラインストレージやファイル共有サービスの主要機能の1つである版管理(バージョン管理)機能。
一般的には作成したドキュメントファイルを複数人で修正・更新し合い、
旧版も残しながら、最新版に書き換えていくために利用しています。

では、画像・動画に特化したストレージサービス(DAM:デジタルアセットマネジメント)の版管理は
どのような活用方法があるでしょうか

版管理機能とは?

先ずは、版管理機能についておさらいします。
ユーザが、ストレージサービス上に既に保存されているファイルと同じファイル名で新たにファイルをアップロードすることで、最新版として差し替えることができる機能です。その場合、元々保存されていたファイルは上書きされずに、旧版としてサービス内に残る点がポイントです。

デジタルアセットマネジメント(DAM)における版管理機能の活用方法

では、画像・映像に特化したオンラインストレージ(デジタルアセットマネジメント)の版管理機能の使い方を見ていきましょう。主に下記の2つの目的で利用されることが多く見受けられます。

配信用のファイルと元ファイルの管理

デジタルアセットマネジメントでは、ユーザに対して、画像や動画、カタログ等のファイルを利活用してもらう事を目的としたデータ配信・提供が可能です。ファイルを所有する広報宣伝部門や販促部門から、営業マンや代理店、店舗、海外に対して効率的にデータ配信・提供が可能です。

一方、運用中に画像の差し替えやカタログの掲載内容の修正などの対応が必要な場合に、最新版に差し替えるだけで無く、念のために前の版を残しておきたいというニーズがあるようです。
その為、版管理機能を利用することで、最新版に差し替えるだけでなく、資産として過去データもサービス内に保存をすることが可能で、差し戻しや履歴の確認を行うことができます。

非公表の情報管理

上記①の運用の中で、もう1つ、少し違ったニーズもあります。
それは、デジタルアセットマネジメントのサービスから提供される各画像や動画ファイルに対して、内部的に非公開のファイルを保管しておきたいというニーズです。

例えば、完成した配信用の画像や動画データに対して、規約や企画書、商品情報などのファイルを内部的に保持して、提供側となる広報宣伝部門ユーザのみ閲覧できるようにするイメージです。

そこで、版管理機能を使う事で、各ファイルの裏側に、ユーザには非公開となるエクセルやパワーポイント、PDFなどのファイルを忍ばせておくことが可能です。

以上、いかがでしたでしょうか

文章系のストレージサービスとは一味違う使い方がされるDAM用途の版管理のご紹介でした。
画像・動画に特化した版管理(バージョン管理)を提供する、IMAGE WORKS