「言い過ぎてしまった」と後悔しないために
前回までは、相手に怒りをぶつけそうになったときの「言い換え」のテクニックを紹介しました。
今回からは、相手から投げかけられた「イライラワード」に、どのように言い返せば関係がまずくならないか、職場の「部下に対する言い返し方編」「上司への言い返し方編」と、「家族への言い返し方編」の3回にわたって紹介します。
職場や家庭で、相手からの不満やぐち、無神経な言葉に対し、つい強い言葉で言い返してしまうのはよくあることかもしれません。
湧き上がった怒りを抑えきれずに相手をののしると、その瞬間はフラストレーションが解消されるかもしれませんが、時間がたつにつれて「言い過ぎてしまった」と後悔するのではないでしょうか。
たった一言、強い言葉を返しただけで、相手との関係がギクシャクし、仕事や生活に大きな支障を来してしまうこともあります。そうならないように、たとえイラっとするような言葉を言われても、お互いが嫌な思いをするだけの結果にしてしまうのではなく、むしろ相手との建設的なコミュニケーションにつながる「言い返し方」をしたいものです。
今回は、部下から「イライラワード」を言われたときの「言い返し方」編です。