“3つの箱”で整理して、許せる範囲を広げてみる
前回は、「自分が何に怒りやすいのか?」を客観的に見るために、「アンガーログ」と「べきログ」を付けることを紹介しました。今回はその続きとして、「べきログ」で明らかになった“怒りの原因”を見つめ直し、“心の許容範囲”を広げる方法について解説します。
まず、ノートの1ページ分に3つの箱(コラム)を作ります。1つ目が「出来事」、2つ目が「べき」、3つ目が「書きかえ」の箱です。
次に、「べきログ」の中から、自分が怒りを感じた出来事を1つ選びます。そして1つ目の箱(出来事)に、選んだ出来事と、それに対して「自分がどう感じたか?」を書きます。
例えば、
「仕事でささいなミスをしただけなのに、上司に厳しく叱られた。『そこまで怒らなくてもいいじゃないか』と思った」
「タクシーの運転手が道を間違えて、到着が10分も遅れてしまった。腹が立った」
といったような感じです。