相手の印象に残る話し方の“裏ワザ”!? 「ハメタメ法」とは?
前回の記事で、いつでも腹式呼吸で発声しながら話せるようになるコツとして、「単語の頭で息を強く吐く」という方法を紹介しました。
「いつも お世話に なって おります」
「また ぜひ さんか させて ください」
といったように、単語(またはフレーズ)の頭のところ(太字・下線部分)で息を強く吐くと、そのポイントで自然と腹式呼吸になりやすいので、後に続く言葉もスムーズに発声できるようになります。
実はこの方法は、腹式呼吸を持続させるだけでなく、相手に何かを伝えるとき、特に強調したいポイントを印象づけるときにも役立ちます。
単語の頭で息を強く吐くことを、ボイストレーニングでは「ハメる」と言います。
この方法を、「タメる(大事な言葉の前に少しだけ間を空けるテクニック)」と組み合わせることで、話の大事なポイントを印象づけることができるのです。「ハメる」と「タメる」を組み合わせるので、この話し方は「ハメタメ法」と呼ばれています。