企業アーカイブの動画や画像など
データの安全な管理と、思いどおりの検索・活用を両立!
4万点のデータ移行も徹底サポート。全薬ホールディングス株式会社 様
医薬品や基礎化粧品、健康食品など、健康や美に関する幅広い製品の研究・開発・製造・販売を行っている全薬グループ様。
全薬ホールディングス株式会社のグループ総務部 広報課では、1950年の創業からの数多くの画像・動画・音声など、 4万点以上のファイルの長期保管(アーカイブ)に「IMAGEWORKS(イメージワークス)」を活用しています。 アーカイブデータの管理だけではなく、「高い検索性と運用のしやすさを生かし、各部門の要請に応じたファイル提供や 大容量データの社外共有まで、効率的にこなしています」という吉澤様、他ご担当者様に、詳しいお話を伺いました。デジタルアセット管理(DAM)サービス「IMAGE WORKS」導入事例
こんな課題を持つ方のヒントに!
- オンプレミスによる画像・動画等のデータベースを クラウドに移行したい。
- 自社コンテンツ資産を長期間安全に管理しつつ、 活用度も高めたい。
【導入前の課題】
4万点を超えるファイルを管理する自社運用DAMシステムの保守管理の負担が増大。
システムの自由度が低いため業務の変化に対応できず、データ管理・検索がしにくくなった。
従来システムからは直接社外へのファイル共有ができず、大容量で機密性が高いファイルの授受が不便。
【導入後の効果】
重要データを長期間保管できる、安全で柔軟な環境を実現。自社でのシステム保守も不要に。
独自の「類似画像検索機能」などで画像・動画が簡単に見つかり、過去データの活用度もアップ。
社外との大容量ファイル授受も安全かつ迅速に。在宅・外出時も作業でき、利便性が向上。
課題・背景
社外への大容量データ共有はメディア経由。
サーバー保守やデータ管理の不自由さもストレスに。
私たち広報課は、各種画像、動画、資料、会議の音声など、長期保管すべき4万点以上ものファイルを保有しています。この膨大なデータを、従来は汎用のデジタルアセット管理(DAM)※サービスを使って自社内に構築したデータベースシステムで管理。課内でのファイル活用や各部門の要請に応じたファイル提供を行っていました。
※画像・動画・デザインなどのコンテンツデータを一元管理する専用システム
従来システムは社内限定運用のため、出版物の制作会社などとのファイル共有にはメール添付や記録メディアを使用することもあり、誤送信やメディア紛失の懸念がありました。また、サーバーの経年トラブルも頻発し、データの破損・消失のリスクを感じていました。
さらに、フォルダごとのアクセス権限やフォルダ構造を自由に変えられないなど、長期で使用する中で不便になっていました。
「MAGE WORKS」を選んだポイント
クラウド化により高セキュアで長期保管に安心な環境を実現。
フォルダ構造や権限を自由に設定でき、保守管理も不要に。
全薬ホールディングス株式会社 グループ総務部 広報課 吉澤 隆広様
私たちは、自社でのサーバー管理が不要となるクラウド型のDAMへの移行が必要と判断。ただクラウドの場合、サービス会社がシステムを管理することになるため、「何十年も大事なデータを安心して預けられる企業か」を選定要件にしました。そこで社内の情報システム部門と相談し、富士フイルムイメージングシステムズが提供するサービスであり、大容量データを社内外で安全かつ簡単に共有できる「IMAGE WORKS」を選びました。情報システム部門からは、各種セキュリティ対策や長期的なデータ消失リスクへの対策など、安全性・信頼性を高く評価されました。
従来のDAMと比べ、ITの専門知識がない広報メンバーでもシステムを簡単に使いこなせる直感的な操作性も魅力でした。業務に合わせてフォルダを自由に新設、ユーザーのアクセス範囲などの細かい設定も迷わずにでき、変更も自在です。
システム移行でも親身にサポートいただきました。従来のDAMシステムはファイルと属性情報をひもづけて出力することができず、4万点以上のデータ移行は困難を極めると思われました。しかし、富士フイルムイメージングシステムズが従来システムの提供元にヒアリングし、試行錯誤してくれた結果、属性情報を正しくひもづけた形でデータを移行。発注から約3カ月弱の速さで運用をスタートできたのはありがたかったです。
導入効果
データの安全な管理と、自由な検索・活用を両立!
社外への大容量ファイル共有も安全かつ迅速に。
全薬ホールディングス株式会社 グループ総務部 広報課 ご担当者様
「IMAGE WORKS」では、自宅や外出先でも社内と同様に作業ができ、業務が効率化しました。
セキュリティ面も大幅に向上しています。外部へのファイル提供時には、ファイルのURLと、ファイルダウンロード用のランダムで強固なワンタイムパスワードが自動生成。この二つを別々に送るだけで、機密性の高いファイルも安全に共有できます。公開期限やダウンロード回数の上限も細かく設定、情報漏えいやファイルの不正使用のリスクを低減できます。
安全性が確保できるようになったため、現在は外部制作会社との大容量ファイルの送受信も「IMAGE WORKS」で行い、簡単な操作でスピーディにやりとりできるようになりました。
画像・動画の検索のしやすさもメンバーに好評です。AIによる類似画像検索は、歴代の同種類の製品画像をすばやく探し出し、デザインや表記を比較するなど便利に使っています。また、ファイルに付与した製品名・使用用途などの属性情報は毎日のように検索で活用。製品などの撮影時に、さまざまな切り口で過去画像を検索、撮影角度やシチュエーションの参考にするなど、過去データの活用につながっています。
本事例のさらに詳しい内容は
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取材企業概要
全薬ホールディングス株式会社
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グループの主な事業内容医薬品、医薬部外品、基礎化粧品、健康食品などの研究、開発、製造、販売
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グループ設立1950年(全薬工業株式会社として)
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本社所在地東京都文京区大塚5-6-15
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URL
※掲載内容は2024年7月時点の情報です