水虫がうつる原因は?お風呂や布団は大丈夫?家族にうつさない予防対策

いやー、今日も蒸し暑いですね。

はらさん、いつもスーツですもんね。

こう暑いと、靴の中も蒸れてイヤなんですよ。

あぁ、わかります。女性もストッキングだとかなり蒸れるんですよ。そういえば私の父も営業職で「一日中、革靴で歩き回るのですごく蒸れる」っていってました。それが原因なのか、水虫がひどくて…。

そういえば、この前テレビで「日本人の5人に1人が水虫」っていってましたよ。

20%ってかなり多くないですか!?自覚症状がない人も多そうですね…。

水虫の原因や症状は?5人に1人が悩む水虫とは

水虫は本当になりたくないですよね。私はなるべくサンダルなど、蒸れにくい履物を履くように心がけています。やっぱり靴の中が蒸れていると水虫のリスクも高まりますし、ニオイも気になりますから。

そもそも水虫の原因ってなんですか?

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚に入り込んで起こる病気です。足以外に手などにも感染します。症状もいろいろあって、皮膚がジュクジュクするものもあれば、カサカサになるものもあるし、爪の中に侵入してしまうこともあります。

えー、そんなに種類があるんですか!冬は乾燥して足のかかとのカサつきが気になる女性も多いですけど、実は乾燥じゃなくて水虫だったりして!?

ありえないことじゃないですよ。かゆくない水虫もありますし、見た目で判断するのが難しいこともあります。

そういえば昔は「水虫の治療薬を発見したらノーベル賞もの」なんていわれてましたよね。

いまは治る可能性が高い病気ですよ。水虫は皮膚科など病院で、塗り薬や飲み薬をもらって治療します。ただ、自覚症状がなければ病院にも行かないので、水虫と知らずに放置している人も多いかもしれませんね。

水虫はどこでうつる?家の中でも油断は禁物!

いまは外出の機会が少ないから、水虫をうつされる確率は低そうです。

そうですね。ただ、家族に水虫はいないと思っていても、隠れ水虫もいると考えると、家庭内でも油断はできないですよ。

たしかに…。5人に1人が水虫ですもんね。

白癬菌はいろいろな場所にいますが、ジメジメしたところで増殖しやすいので、濡れたバスマットは要注意。バスマットには皮膚など菌の栄養となるものもありますから。ほかにもトイレのスリッパなど、みんなで共有するものには白癬菌がいる可能性があると思ってください。

夏は家の中では裸足だから、床もあぶないですね。もしかして、子どもと同じ布団で寝るのもリスクなのかな。

もしも、はらさんが水虫だったら、お子さんにうつしてしまう可能性はありますね。

やっぱり!娘は寝相が悪くて、朝起きたら足元に頭があることもあります…。

温泉やスポーツジムのお風呂上がりに注意

家族に水虫はうつしたくないから、外出先でうつされないようにしたいですね。

最近は出かけていませんが、以前は銭湯やスポーツジムの足ふきマットがなんとなくイヤで、踏まないように避けていました。

不特定多数の人が使う温泉やスポーツジムの足ふきマットには、白癬菌は必ずいると思っていいでしょうね。私もゴルフのあとのお風呂では、足ふきマットをピョンとまたいでいました。

へえ、2人とも結構気にしていたんですね。

僕は銭湯では体を拭いたら、まず靴下から履いちゃいます。なんとなく素足でいるのがイヤで…。

それは徹底してますね。ただ、足ふきマット以外の場所にも白癬菌がいる可能性はあるので、靴下を履くまでのあいだに足に白癬菌がつくこともありそうですけどね。

う、たしかに…。

裸足は足が蒸れないというメリットはありますが、菌が直接肌につくリスクは高まってしまいますね。

病院や旅館のスリッパも、裸足だとちょっと抵抗感があるかも。

水虫は指と指のあいだにもよくできるので、旅館の下駄の鼻緒から水虫がうつることもありますよ。

簡単にできる水虫予防対策!靴やマットにアルコール除菌を

なんだか出かけるのが怖くなってきますね…。

いや、たしかに白癬菌はいろいろな場所にいますが、菌がひとつ足裏についたからといって心配しなくて大丈夫。基本的に白癬菌が皮膚についても、皮膚内部に侵入する前に洗えばよいといわれています。24時間以内であれば、侵入するリスクはかなり低いです。ですから、銭湯の足ふきマットを使っても、帰宅後に足をちゃんと洗えば水虫のリスクはかなり軽減できますよ。

そうなんですね。ちょっと安心しました。

菌は脱衣所に限らず、どこにだっていますから、外出中に白癬菌が皮膚につくことはある程度やむをえないものとして、ついた菌を増殖させない対策が大事です。

家庭でできることはありますか?

家庭内に水虫の人がいない場合でも、自宅のバスマットやトイレのスリッパなど、みんなで共有するものには定期的に持続効果のあるアルコール除菌スプレーをかけておくと、菌の増殖をおさえられ、水虫リスクを下げる効果が期待できます。

スプレーをかけるだけなら簡単にできますね。

それから白癬菌は温度や湿度が高いと増殖しやすいので、蒸れた靴も危険。あらかじめ靴や靴下にも持続効果のあるアルコール除菌スプレーをかけておくといいですよ。ちなみに靴にアルコール除菌スプレーをかけるとニオイ対策にもなります。ニオイの原因は雑菌なので、ニオイが軽減するということは、白癬菌も含めて菌の繁殖がおさえられていると考えられますよ。

やみくもに怖がるんじゃなくて、ちゃんと対策を知ることが大切ですね。早速自宅のバスマットや靴に持続効果のあるアルコール除菌スプレーをかけておきます!

実家の父にも教えますね。ありがとうございました。