スポーツウェアやシューズが臭い!洗濯方法とニオイ対策
スポーツの後のウェアやシューズのニオイに困っていませんか。洗濯してもニオイが取れなかったり、着るとすぐニオイが復活したり…。そもそも洗えない小物やシューズもありますね。運動後の汗臭い服や靴のニオイを取るための洗濯方法、根本的なニオイ対策を紹介します。
ユニフォームやシューズが洗っても臭い!原因は?
スポーツジムやフィットネスクラブに通っていると、スポーツウェアやシューズのニオイが気になることはありませんか。
ほかにも家族に野球部やサッカー部の中高生がいると、ユニフォームやトレシュー(トレーニングシューズ)の汗臭いニオイに驚愕することも。運動部の部活女子にとっても、ユニフォームやトレシューのニオイは悩みのタネのようです。
「汗臭い」といっても、汗そのものは無臭です。ニオイの原因は雑菌。汗をかくとユニフォームやシューズの中は雑菌が繁殖しやすい高温多湿になります。そこに汗や皮脂、角質など雑菌の好むエサが加わることで、繁殖の好条件がそろってしまうのです。
ユニフォームやTシャツで特にニオイが気になるのは、ワキの部分です。ワキはアポクリン腺という汗腺が多く、汗をかきやすい場所です。また、トレシューやランニングシューズが臭くなるのは、足の裏にはエクリン線という汗腺が多く、蒸れやすいためです。
シューズのニオイがひどい場合は、水虫を疑ってみても。雑菌が繁殖しやすい高温多湿の環境は、水虫の原因である白癬菌の繁殖にも好条件なので、水虫リスクの高い状態です。
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ユニフォーム・スポーツウェアのニオイ取り、洗濯方法
スポーツのユニフォームに使われることが多いポリエステルは、親油性が高く、洗濯をしても皮脂汚れが残りやすい素材です。
洗濯物の汚れが落ちきっていないと、再び汗をかいたときに、汚れをエサに雑菌が繁殖しやすくなります。ニオイ対策としては、洗濯で汚れを落としきることが大事。普通に洗濯しただけではニオイが取れないときの対処方法を紹介します。
①洗濯機の温水コースを使う
皮脂汚れは温度が高いと溶けやすくなります。洗濯機によって名称は違いますが、お湯で洗う「温水」コースを利用するとよいでしょう。
②酸素系漂白剤を使う
漂白剤には除菌・消臭効果があります。衣類に付着した皮脂汚れを放っておくと、黄ばみになりますが、その漂白効果も期待できます。
ユニフォームやスポーツウェアには酸素系漂白剤が適しています。塩素系漂白剤は色柄物が色落ちしてしまうことがあるので避けましょう。
ニオイが強いときには、洗剤と漂白剤を溶かした40℃以上のぬるま湯でしばらくつけ置きをすると効果的です。粉末の酸素系漂白剤なら単独で使用することもできます。
③熱湯消毒
菌は高い温度に弱いので、熱湯消毒もおすすめです。目安は80℃以上で10分程度。ただし、生地への負担が大きいので、あくまでニオイがひどいときの最終手段に。洗濯表示を確認し、色落ちにも注意してください。
シューズのニオイ取り、洗濯方法
スポーツに使うシューズは、トレシュー(トレーニングシューズ)、ランニングシューズ、スパイク、バッシュー、テニスシューズなどいろいろ。洗える靴は靴用の洗剤などで洗い、洗えない靴には次のようなケアをします。
①乾燥させる
履いた後は風通しのよい場所におき、しっかり乾燥させます。靴用の吸湿剤や靴乾燥機を使うのもおすすめです。
②中敷きをとりかえる
中敷き(インソール)を水拭きします。ニオイ対策には、除菌効果のあるアルコールクロスで拭くのがおすすめ。最近は消臭効果のあるスポーツ用のインソールも販売されています。
③毎日同じものを履かない
できれば2足以上用意して、交互に使うのがおすすめ。履きっぱなしの状態が長く続くと、汗を吸湿したままでニオイやすく、型くずれにもつながります。
スポーツウェアやシューズのニオイは予防対策が大事
イヤなニオイの元になる雑菌の繁殖をおさえるには、アルコール除菌が有効です。スプレータイプなら、洗濯後の服や履いた後の靴にシュッとかけるだけでよいのでかんたん。奥まで届きにくい形状のシューズは、クロスタイプで拭くのがおすすめ。もしくは中敷きを取り出して、中敷きにスプレーをかけておきます。アルコール除菌は、持続効果のあるスプレーやクロスを使うと、より長い効果が期待できます。
部活で使う小物のニオイ対策にもアルコールがおすすめ!
ニオイが気になるけど洗えないスポーツグッズはほかにもいろいろ。部活で使う小物類全般のニオイ対策にも、アルコール除菌スプレーやクロスが使えます。できれば、臭くなる前、購入した新品のうちに、持続効果のあるアルコール除菌スプレーをかけておくとより効果的です。
ただし、アルコールスプレーは革製品やプラスチックなど素材によっては変色、変質、強度低下などにつながることがあります。それぞれの商品のメーカーの注意書きを確認した上で、目立たない部分で確認してからご使用ください。
ニオイが気になるスポーツグッズの例
- ・野球…ヘルメット、グローブ
- ・サッカー…レガース、キーパーグローブ
- ・バレーボール…サポーター
- ・柔道・剣道…胴着、こて
- ・バレエ、ダンス…レオタード、洗えないユニフォーム・衣装
- ・卓球…ラケットのグリップ
- ・吹奏楽…楽器のマウスピース