【お父さんのための水虫講座】家族にうつさない7つの対策

働くお父さん世代に多いのが水虫。家族に「絶対にうつさないで!」なんていわれて、肩身が狭い人もいるかもしれませんね。

「まさか自分が水虫!?」というビギナーから「今年もまた水虫の季節か……」という熟練リピーターまで、水虫を一日も早く治したいお父さんに向けた7つの水虫撃退術をご紹介。家族にうつさない・嫌がられないためにもぜひ実践してみてください。

1.その水虫、思い込みかも?まずは病院へ

「足の裏がかゆい=水虫」は誤解。水虫にかなりよく似た皮膚炎もあれば、逆にかゆくない水虫もあります。水虫の市販薬を使っているのに、まったく改善の気配がないなら、そもそも水虫以外の病気かもしれません。

水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種による感染症。病院へ行けば、顕微鏡検査によって一発でわかります。晴れて(?)水虫と診断されたら、あとは治療に専念するのみです。

2.足は常に清潔に、ゴシゴシ洗いは厳禁

水虫治療では、薬の効き目を助けるためにも足を清潔にしておくことが大切です。入浴時は石けんで丁寧に指の間までしっかり洗いましょう。洗うときは、ゴシゴシこすりすぎるのはNG。皮膚に傷が付くと、そこから白癬菌が入り込んで水虫の症状が悪化したり、雑菌が繁殖して臭くなったりする可能性もあります。「水虫+臭い」足にならないようにしたいですね。

3.部屋の中を裸足でウロウロしない

水虫になったお父さんに求められるのは、水虫を家族にうつさないための努力です。水虫の人が歩いた場所には、白癬菌が付き、それが家族の足裏に付いたまま長時間放っておかれると、家族も水虫になってしまいます。

これを防ぐには、まずはお父さんが裸足で歩き回らないのが一番。家の中で靴下やスリッパを履くこと徹底しましょう。もちろんスリッパの共用はNG。スリッパやバスマット、タオルなどは家族とはきっちり分けるようにします。

4.風呂上がりに、水虫ケアタイム

どんなに仕事が忙しくても、水虫ケアは最優先タスクにしましょう。水虫は根気よく治さないと、再発リスクが高まります。風呂上がりを水虫ケアタイムと決めて、習慣づけるのがおすすめです。

風呂上がりまずは足の指の間まで水分までしっかり拭き取ります。なかなかすっきりしなければ、ドライヤーの冷風で乾かすのもおすすめ。一般的に水虫の薬は皮膚がやわらかくなった風呂上がりに塗るのがよいといわれます。医師から特別な指示がなければ、薬も風呂上がりに。

水虫予防のために病院で薬を処方してもらうことはできませんが、市販薬を家族の予防対策に使うことはできます。

5.床やじゅうたんの掃除をこまめに

水虫のお父さんは、家のあちこちに水虫の菌をバラまいています。水虫の人がいる家庭では、普段以上にこまめな掃除が欠かせません。白癬菌はアカと一緒だと1年中以上生き続けることもあるので、再発防止のためにも、床やじゅうたんはこまめに掃除機をかけましょう。できれば掃除はお父さんが率先してやることをおすすめします。

掃除の仕上げには、床をアルコール除菌スプレーやクロスを使って拭いておくとより清潔。持続効果のあるアルコール除菌スプレーを使うと、白癬菌が繁殖しにくい状態が長持ちします。

6.水虫になったら靴と靴下の見直しを!

通気性が悪く、ムレやすい環境は水虫の大好物。水虫治療中はもちろん、完治後も通気性のよい靴と靴下がベストです。

靴は、革靴よりはスニーカーがベター。最近は革靴に見えるスニーカーもあります。デスクワークなら、自席ではこっそりサンダルに履き替えても。やむをえず革靴を履く場合は、毎日同じ靴を履かず、2~3足をローテーションして履くようにします。靴下は5本指ソックスにすると足の指の間のムレを防げます。

7.靴や靴下にアルコール除菌スプレーをひとふき

アルコールで水虫を治すことはできませんが、菌が繁殖しづらい環境をつくることができます。薬の効き目を助け、予防するのに効果的です。

水虫のお父さんは、帰宅後すぐ靴にアルコール除菌スプレーをシュッとかけることをぜひ毎日の習慣に。玄関にスプレーを置いておけば、かけ忘れを防げます。

直接足に触れる靴下もアルコール除菌スプレーをかけるのがおすすめ。洗濯物を干すとき、あるいは取り込んでしまう前にスプレーをします。靴下はひっくり返して直接足が触れるほうにかけるとより効果的です。アルコール除菌スプレーは銀イオンを配合したタイプを使えば、さらに効果が長持ちします。