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【画像の管理】
著作権トラブルを回避する安全な使い方

【画像の管理】著作権トラブルを回避する安全な使い方

画像の著作権に関する基本的な考え方から、トラブルを回避するための具体的な3つのステップ、そして多くの人が誤解しがちな「著作権フリー」の本当の意味を詳しく解説します。

目次

  1. なぜ今、画像の著作権管理が重要なのか?
  2. まずは基本から!画像の利用に関わる「著作権」とは
  3. 知らないと危険!画像の著作権侵害で負う3つのリスク
  4. 【実践フロー】著作権トラブルを回避する画像の安全な使い方3ステップ
  5. 要注意!「著作権フリー」のよくある誤解
  6. 画像の管理を仕組み化。速く・正しく・安全な活用を実現する「IMAGE WORKS (イメージワークス)」
  7. 【ケース別】画像の著作権に関するQ&A
  8. まとめ:画像の著作権管理は「仕組み化」が成功の鍵

なぜ今、画像の著作権管理が重要なのか?

Webサイト、SNS、ECサイト、プレゼン資料——。ビジネスのあらゆる場面で画像が活用される現代、著作権に関するトラブルは年々増加しています。

特に問題となるのは、複数のチャネルで同じ画像を展開する「マルチチャネル化」が進んだことで、管理の複雑性が格段に高まっている点です。ある画像のライセンスがWeb掲載のみに限定されていることに気づかず、印刷物やSNSにも使用してしまう——そんな事故が後を絶ちません。

著作権侵害による損害賠償は1件あたり数十万円から数百万円に上ることもあり、複数の画像で侵害が発覚すれば金額は跳ね上がります。さらに、「著作権を軽視する企業」というレピュテーションリスクは、ブランド価値の毀損や顧客離れにも直結します。

だからこそ今、画像の著作権管理を「仕組み」として整備することが、企業にとって急務となっているのです。

著作権

まずは基本から!画像の利用に関わる「著作権」とは

画像を安全に利用するためには、まず著作権の基本を理解することが不可欠です。ここでは、担当者が最低限押さえておくべきポイントを解説します。

著作権とは?

著作権とは?著作物を保護する権利

著作権とは、著作物を創作した人(著作者)に与えられる権利の総称です。著作権法では、著作物を「思想又は感情を創作的に表現したもの」と定義しており、小説、音楽、絵画、映像など幅広い創作物が保護対象となります。

著作権は、著作物が創作された時点で自動的に発生します。特許権や商標権のように登録手続きは不要です。そのため、インターネット上で公開されている画像も、たとえ無料で閲覧できるものであっても、原則としてすべてに著作権が存在します。

写真・イラストも著作物として保護される

写真やイラストは、著作権法で「写真の著作物」「美術の著作物」として明確に保護対象とされています。撮影者や制作者の創作的な表現が含まれていれば、プロが撮影した写真だけでなく、スマートフォンで撮った日常のスナップ写真にも著作権は発生します。

重要なのは、「誰でも見られる=誰でも使える」ではないということ。インターネット上で公開されている画像を無断でダウンロードし、自社のWebサイトやSNSに掲載することは、明確な著作権侵害となります。

著作者が持つ2つの権利:「著作者人格権」と「著作権(財産権)」

著作者には、大きく分けて2種類の権利が与えられます。

著作者人格権は、著作者の人格的利益を保護する権利です。公表権(著作物を公表するかどうか決める権利)、氏名表示権(著作者名を表示するか決める権利)、同一性保持権(無断で改変されない権利)の3つで構成されます。この権利は著作者本人に専属し、他者に譲渡することができません。

著作権(財産権)は、著作物を経済的に利用する権利です。複製権(コピーする権利)、公衆送信権(インターネット上で公開する権利)、翻案権(加工・編集する権利)などが含まれます。財産権は契約によって他者に譲渡したり、ライセンス(使用許諾)を与えたりすることができます。

知らないと危険!画像の著作権侵害で負う3つのリスク

著作権侵害は「知らなかった」では済まされません。企業が著作権侵害を行った場合に負う可能性のあるリスクを具体的に見ていきましょう。

著作権侵害を行った場合に負う可能性のあるリスク

民事上の請求:損害賠償・差止請求

著作権者から民事訴訟を提起された場合、損害賠償請求や差止請求(侵害行為の停止)を受ける可能性があります。損害賠償額は正規のライセンス料を基準に算定されることが多く、悪質な場合は高額な賠償が認められるケースもあります。画像1点の無断使用で数十万円から100万円以上の賠償事例も珍しくありません。

刑事罰:10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金

著作権侵害は刑事罰の対象でもあります。個人の場合は10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(またはその併科)、法人の場合は3億円以下の罰金が科される可能性があります。故意による侵害だけでなく、過失による侵害も処罰対象となり得る点に注意が必要です。

企業の信用失墜:ブランド毀損と顧客離れ

金銭的な損失以上に深刻なのが、企業ブランドへのダメージです。著作権侵害がSNSで拡散されれば、「コンプライアンス意識の低い企業」というイメージが定着し、顧客や取引先からの信頼を大きく損ないます。一度毀損したブランドイメージの回復には、膨大な時間とコストがかかります。

【実践フロー】著作権トラブルを回避する画像の安全な使い方3ステップ

ここからは、著作権トラブルを未然に防ぐための具体的な管理手順を3つのステップで解説します。

ステップ1:安全な画像を入手する

画像を入手する方法は複数ありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。目的や予算に応じて適切な方法を選びましょう。

方法① 自分で撮影・制作する

自社で撮影・制作した画像は、著作権が自社に帰属するため最も安全です。ただし、被写体に人物が写っている場合は肖像権の許諾が、他者の著作物(ロゴ、キャラクターなど)が写り込んでいる場合は別途確認が必要です。

方法② 許諾を得て利用する

使用したい画像がある場合、著作権者に直接連絡して使用許諾を得る方法です。許諾の範囲(使用媒体、期間、地域など)を書面で明確に取り交わすことが重要です。

方法③ 素材サイト(ストックフォト)を利用する

Getty Images、Adobe Stock、PIXTAなどのストックフォトサービスを利用すれば、ライセンス条件が明確な画像を効率的に入手できます。ただし、各サービスの利用規約を十分に確認することが前提です。

方法④ パブリックドメイン(著作権切れ)の画像を利用する

著作権の保護期間が満了した画像(原則として著作者の死後70年経過)は、パブリックドメインとして自由に利用できます。ただし、著作者人格権は消滅しないため、著作者の名誉を毀損するような使用は避けましょう。

ステップ2:利用前に5つのチェックリストで確認

画像を利用する前に、以下の5点を必ず確認しましょう。

①利用規約:商用利用や加工は可能か?

素材サイトの画像であっても、商用利用の可否、加工・編集の可否、クレジット表記の要否は異なります。利用規約を必ず確認しましょう。

②引用のルール:5つの要件を満たしているか?

引用として利用する場合は、主従関係の明確化(自分のコンテンツが主)、出所の明示、必然性、改変しないこと、公表された著作物であること、の要件を満たす必要があります。

③肖像権:人物が写っている場合は許可が必要

人物が写っている画像を商用利用する場合、モデルリリース(肖像権使用許諾)が取得されているか確認が必要です。

④商標権:ロゴやキャラクターの写り込みはないか?

ロゴやキャラクターが写り込んでいる場合、商標権や意匠権の侵害にならないか確認が必要です。

⑤著作者人格権:無断での改変や氏名表示を怠っていないか?

著作者人格権は譲渡できないため、ライセンスを取得した画像であっても、無断での大幅な改変や、必要な氏名表示を怠ることは問題となる場合があります。

ステップ3:ライセンス情報を記録・管理する

画像を取得したら、「いつ」「どこから」「どのような条件で」入手したかを必ず記録しておきましょう。

特に重要なのが使用期限の管理です。ストックフォトのライセンスには使用期限が設定されていることが多く、期限切れに気づかず使い続けると著作権侵害となります。ライセンス証書のPDFや契約書は、画像ファイルと紐づけて保管することが重要です。

多くの企業では画像ファイルを共有フォルダに保存し、Excelで権利情報を管理しているのが実情です。しかし、この方法には限界があります。画像ファイルと権利情報が分離しているため「どの画像がどのライセンスか」が分かりにくく、担当者の異動や退職で情報が散逸するリスクも高まります。

こうした課題を解決するには、画像ファイルと権利情報を一元管理できる仕組みの導入が有効です。

要注意!「著作権フリー」のよくある誤解

「著作権フリー」という言葉は広く使われていますが、その意味を正しく理解している人は意外と少ないのが実情です。ここでは、多くの人が陥りがちな誤解を解説します。

「著作権フリー」は「何をしても無料・自由」ではない

「著作権フリー」と表記されていても、多くの場合は利用条件が設定されています。商用利用の可否、加工の可否、クレジット表記の要否など、提供元ごとに条件は異なります。「フリー」という言葉に惑わされず、必ず利用規約を確認しましょう。

「著作権フリー」と「ロイヤリティフリー」の違い

「ロイヤリティフリー」は、一度ライセンス料を支払えば使用回数に応じた追加料金が発生しないという意味であり、著作権が放棄されているわけではありません。利用範囲や期間に制限がある場合も多いため、ライセンス条件の確認は必須です。

SNSや検索エンジンで見つけた画像は原則利用NG

インターネット上で公開されている画像には、すべて著作権が存在します。Google画像検索やSNSで見つけた画像を無断で使用することは、明確な著作権侵害です。「出典を記載すれば使える」というのも誤解であり、出典を明記しても著作権者の許諾なく使用することは原則として認められません。

画像の管理を仕組み化。速く・正しく・安全な活用を実現する「IMAGE WORKS (イメージワークス)」

ここまで解説してきた管理手順を日々の業務で確実に正しく実行し続けるには、組織内の画像購入者・使用者など個人の知識や注意に頼るだけでは限界があります。

富士フイルムの「IMAGE WORKS (イメージワークス)」は、こうした権利管理も含め、組織が持つ画像の効率的な管理・活用を支援するデジタルアセット管理(DAM:Digital Asset Management)サービスです。画像ファイルに著作権情報、ライセンス条件、使用期限などをメタデータとして紐づけて一元管理できるため、例えば「ロイヤリティフリー」「商用利用可能」など権利関係の条件で画像を絞り込むことができます。

画像ごとに「公開開始日」と「終了日」を厳密に設定することも可能です。期間外の画像はユーザー画面から自動的に非表示となり、契約期限の切れた画像をうっかり使い続けてしまうなどの人為的なミスを防ぎます。

また、ユーザーが画像をダウンロードする前に、利用の目的・範囲の入力を必須化し、管理者の承認がないと利用できない業務フローを構築することも可能です。

さらに、「誰が・いつ・どの画像についてアクセスやダウンロードを行ったか」というログ情報が記録されるため、万が一、不正利用が疑われる事象が起きた場合にも、原因追跡が容易です。

【ケース別】画像の著作権に関するQ&A

Q. 芸能人やキャラクターの画像は使えますか?

A. 原則として使用できません。芸能人の写真にはパブリシティ権(肖像や氏名を商業的に利用する権利)があり、無断使用は違法となります。キャラクターの画像は著作権で保護されており、権利者の許諾なく商用利用することはできません。どうしても使用したい場合は、権利者から正式にライセンスを取得する必要があります。

Q. 海外のサイトの画像なら自由に使えますか?

A. いいえ、使えません。日本は多くの国と著作権に関する国際条約(ベルヌ条約など)を締結しており、海外で創作された著作物も日本国内で保護されます。海外サイトの画像であっても、日本国内で使用する場合は日本の著作権法が適用されるため、安易な利用は禁物です。

Q. AIで生成した画像の著作権はどうなりますか?

A. 現時点では法的な解釈が確立していない領域です。一般的には、AI生成画像自体には著作権が発生しない(人間の創作的関与がないため)とする見解が有力ですが、生成に使用したプロンプトや生成後の加工には人間の創作性が認められる可能性があります。また、AIの学習データに含まれる既存著作物との類似性が問題となるケースもあるため、商用利用には慎重な判断が必要です。

Q. フォトコンテストの応募作品の著作権は誰のもの?

A. 原則として撮影者(応募者)に著作権が帰属します。ただし、コンテストの応募規約によっては、主催者への著作権譲渡や利用許諾が条件となっている場合があります。応募前に規約を十分に確認し、納得した上で応募することが重要です。

まとめ:画像の著作権管理は「仕組み化」が成功の鍵

本記事では、画像の著作権に関する基礎知識から、侵害リスク、トラブルを回避するための3つのステップ、そして「著作権フリー」の誤解まで、体系的に解説してきました。

デジタルコンテンツの増加とマルチチャネル化が進む現代において、画像の著作権管理を「個人の注意力」に頼る運用は限界を迎えています。重要なのは、安全な画像の入手、利用前のチェック、ライセンス情報の記録・管理という3つのステップを「仕組み」として構築し、組織として著作権リスクを最小化することです。

画像の著作権管理に課題を感じている方は、「デジタルアセット管理(DAM)」の導入もぜひご検討ください。

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