デジタル学生証とは?導入メリット・課題と成功のポイントを解説

デジタル学生証とは?
導入メリット・課題と成功の
ポイントを解説

学生証は、入退室、図書館での貸出、証明書の発行などの学内設備・施設利用時の認証、学割等の大学外の様々なサービスを利用するための身分証明など、様々なシーン・用途で利用されています。
現在はカード型学生証が主流ですが、近年スマートフォンで利用するデジタル学生証の導入が進んでいます。
その一方で、デジタル学生証の検討を始めたものの、わからないことが多く、手探り状態で検討を進めている方も多いのではないかと考えております。

デジタル学生証の検討・導入のポイントを解説

そこで、この記事ではデジタル学生証の検討・導入のポイントを解説します。

カード型学生証に関する課題・リスク

カード型学生証に関して一般的には以下のような課題・リスクがあります。

短期間での大量の新入生向け学生証発行の業務負荷

毎年3~4月の短期間で、多くの新入生のカード型学生証発行が必要となり、その業務は大学職員にとって大きな負荷になっています。

学生証の再発行業務の手間

発行したカードも紛失・盗難・破損等が発生した際に、再発行の手続き・配布が必要となり、大学職員の手間は少なくないです。

学生証の不正利用

紛失・盗難・偽造された学生証による大学施設への不正侵入、身分詐称等の不正利用が発生するリスクがあります。

学生のプライバシー

大学外での年齢確認などのシーンにおいて学生証を提示する際に、不必要な個人情報も提示することとなってしまいます。

学生の利便性

常にカードの持ち運びが必要、利用シーンによってはコピーや写真撮影をして提示が必要等、学生の利便性は高くありません。

デジタル学生証による課題・リスクへの対応

上記のカード型学生証の課題・リスクに対して、デジタル学生証によって以下の通り対応可能です。

学生証発行の業務負荷、再発行の手間の大幅削減

学生証発行・再発行の作業がシステムやスマートフォンアプリ上で完結するようになることで、業務負荷や手間を大幅に削減することができます。

セキュリティの強化

学生証利用時にスマートフォンで当人認証を行うようにすることで、紛失・盗難時の不正利用の防止が可能です。また、カード型と比較して偽造のリスクを大きく低減できます。

学生のプライバシー・利便性の向上

デジタル学生証のスマートフォンアプリにて、必要な情報に絞って情報提示できるようにすることで、プライバシー・利便性を向上できます。

デジタル学生証の検討のポイント

デジタル学生証を検討する際に特に留意すべきポイントは以下の通りです。

学内設備・施設利用時の認証

入退室、図書館での貸出などのシーンでカード型学生証を使用して認証を行っている場合、デジタル学生証での認証方法について検討が必要です。検討の結果、認証方法の変更、機器の入れ替え、認証用カードの継続利用等の対応が必要となる場合があります。

定期試験時の本人確認

多くの大学の定期試験において現状はカード型学生証を机上に置いていますが、スマートフォンを机上に置くことはできないため、デジタル学生証の導入にあたりどのように本人確認を行うのか検討する必要があります。検討の結果、本人確認のルール・方法の変更が必要となる場合があります。

大学外での身分証明

交通機関の学割定期券発行などのシーンでは学生証を身分証明書として提示しますが、その際に提示先でデジタル学生証が身分証明書として認められるか確認が必要です。確認の結果、カード型学生証の携行等の対応が必要となる場合があります。

富士フイルムのデジタル学生証サービス

富士フイルムイメージングシステムズは学生証の作成や、ID統合管理サービスの導入で培ったノウハウを活かして、今後デジタル学生証サービスを提供予定です。デジタル学生証サービスの提供にあたり、フェリカネットワークス株式会社が提供を開始する国際標準規格mdoc※1を活用した「学生証プラットフォーム」※2に対応予定です。
上記サービスへの対応により、カード型学生証の抱える課題・リスクへの対応に加えて、将来的には大学間や大学内外の各種サービスとの連携の省力化を目指していきます。デジタル学生証をご検討中の方はぜひ一度ご相談下さい。

※1 mdoc: 運転免許証をスマートフォンに格納するための技術方式として登場し、ISO/IEC18013-5として国際的に標準化されています。本技術方式「mdoc」は、米国・豪州・欧州を中心に採用が進んでおり、マイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載する際の方式として国内で採用されています。①対面での提示のみならずインターネット等の通信経路を介した提示もできる ②他のデバイスに複製ができず、提示された情報が正当な利用者のものであるかどうかの検証ができる ③利用者の同意に基づいて必要な情報だけを提示することができる ④提示先の信頼性を事前に確認できるなど、デジタル学生証の用途においても優れた特性を持つ技術方式です。

※2 プラットフォームの詳細はフェリカネットワークス株式会社のニュースリリースをご覧ください。(2026年7月15日掲載)

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