ページの先頭です
ページ内移動用のリンクです
サイト内共通メニューへ移動します
本文へ移動します


フジしか知らない世界

第25回

デジタルミラーレスカメラが映画撮影の現場に!?
Xシリーズ最新モデル「X-H1」開発秘話

ついに3年目に突入した「フジしか知らない世界」。今回やってきたのは埼玉県の富士フイルム大宮事業所です。ここは富士フイルムのデジタルカメラやレンズなどの開発拠点。プロカメラマンやハイアマチュアを中心に高い人気を誇る「Xシリーズ」最新モデルの開発の裏側に迫ります。
さらに、今月から「フジしか」の一緒に盛り上げてくれるキャラクター、フジ鹿くんも登場! みなさん、かわいがってあげてくださいね!

東南アジアの若い女性に爆発的人気!
Xシリーズの人気を支える「肌色の美しさ」

というわけで、やって来ました。富士フイルム大宮事業所。
エントランスを入ると、さっそくXシリーズの記念碑的モデル「X-Pro1」がお出迎えしてくれました。

今日は、富士フイルムの光学・電子映像事業部の方に、お話を伺います。よろしくお願いします!

「よろしくお願いします」

実はこの「フジしか」企画で、デジタルカメラ「Xシリーズ」をご紹介するのは、意外にも初めてなんです。まずはXシリーズについて聞かせてください。

「Xシリーズは2011年から展開している富士フイルムの高性能デジタルカメラのブランドになります。第1号機として『X100』という単焦点の高級コンパクトデジカメからスタートし、先ほどエントランスにも飾られていた「X-Pro1」のリリースと同時に、レンズ交換式カメラをラインナップしました」

いかにも「カメラ!」という感じのデザインが素敵ですよね。

「写真を趣味にしているベテランの方にも納得していただける質感や、アナログの操作感が高い評価を得ていますね。多くのプロカメラマンの方に使っていただいていますが、『Xは色がいい』と言っていただくことが多いんです。実は、海外でも爆発的にヒットしているエリアがあるんですが、どこだと思いますか?」

えぇっ!? どこだろう? 中国とか…でしょうか?

「実は、タイやインドネシアなどの東南アジアの国々で、20代の若い女性たちにすごい人気なんですよ」

そうなんですか!? それはちょっと意外かも。理由は何なんでしょう?

「プロの方の評価と同じく、『色がいい』ということなんです。特に『肌の色が美しい』という理由で、Xシリーズが選ばれているんですよ」

プロだけでなく一般のユーザーのみなさんも、同じ感想を持っているのは興味深いです。Xシリーズはなぜ「色がいい」のでしょう?

「富士フイルムはフィルムカメラの時代から、肌色を美しくプリントすることにこだわり続けてきました。デジカメ時代になり、センサーやカメラを開発するようになっても、そのこだわりは変わりません。
80年以上にわたって蓄積してきた、『美しい色再現、美しい肌色』のノウハウが、Xシリーズの開発にも活かされています」

X-H1で映画撮影!?
安達祐実さんが主演の映画が配信中!

「そしてこちらが、Xシリーズの最新モデルとなる『X-H1』です」

本日の主役登場ですね! …って、アレ? このレンズ、なんか普通のミラーレスカメラのレンズと佇まいがちょっと違うような…。回せるところがいっぱいありますよ!

「はい。実はこれ、映画撮影用のシネマレンズなんです。操作はフルマニュアルです」

X-H1で映画が撮れちゃうんですか?

「まずは作品を見ていただいたほうが早いかもしれません。どうぞこちらをご覧ください!」

安達祐実さん、素敵です! そして、まさに“映画”というしっとりとした画質で、これがミラーレスカメラで撮られたなんて本当に驚きです。

「これはX-H1に新たに搭載された、映画撮影用フィルム「ETERNA(エテルナ)」のフィルムシミュレーションの画質です。かつて富士フイルムで製造していた映画用フィルムの映りを再現した画質モードで、映画関係者にも注目されているんですよ」

映画の撮影現場でのフィードバックが
X-H1の開発を加速させた

「先ほどご覧いただいた映画は、人気TVドラマ『相棒』などでも撮影監督を務める会田正裕監督に撮っていただいたんですが、この撮影現場も、X-H1の開発において、とても重要な役割を担っていました」

ということは、開発のみなさんも映画の撮影現場にいたわけですね?

「はい。開発中のカメラを持ち込み、実際に撮影していただきながら、現場でフィードバックを受けました。ここ大宮事業所の中だけにいてはわからない、重要な気づきを得られるんですね。例えば、プロの現場では周りでどんな機材が使われていて、どんな画質が求められているかなどが、生で伝わってきます。これによって、短時間にカメラのクオリティを格段にアップすることができたと思います」

会田監督からの評価はいかがでしたか?

「会田監督はフィルムの「ETERNA(エテルナ)」を使った経験もあり、その色を知り尽くしている監督でもありました。映画の世界では、画面全体のトーンや画作りのことを『ルック』と言うのですが、X-H1は『ルックがいい』という評価をいただきました」

X-H1は、映画のプロの現場で磨き上げられたんですね!

映画の撮影現場はもちろん、モータースポーツやバスケットボールなど、高い撮影性能が求められる現場でも、プロカメラマンと共にその性能をブラッシュアップしてきたというX-H1。
担当者は「選手の肌の色や表情が大きな意味を持つスポーツの世界でも、もっとXシリーズの存在感を出していきたい」と、今後の展望を語ってくれました。

X-H1で撮影された素晴らしい動画の数々はコチラでも観賞できますので、ぜひご覧ください!
詳細はこちら

この記事は、役に立ちましたか?
はいいいえどちらでもない

【次回予告】
モノ作りの世界を支える
「マシンビジョンレンズ」とは?

backnumber

  • 第1回

    20年間押し入れに 眠っていた「ネガ」を、“どうにか”してみた。

  • 第2回

    センスに自信がないパパが“アルバム大使”に入門してきた!

  • 第3回

    【祝30周年!写ルンです】はじめましての子どもたち、お久しぶりの大人たちがフィルム写真を撮ってみた!

  • 第4回

    見たいのに見られない、
    「謎のテープ」から何かがはじまる?!

  • 第5回

    思い切ってエイっ!水の中にデジカメ突っ込んで撮影してみた!子どもも大人も楽しめる「デジカメ写真で自由研究!」

  • 第7回

    一生分の人生記録が一本に入っちゃう!?フジフイルムが開発する"すごいテープ"を見てきた!

  • 第8回

    年末恒例、1日がかりの大仕事が・・たった30分に!?"超時短"フジカラーの写真年賀状を試してみた

  • 第9回

    2017年は、家族写真で「マイカレンダー」!絆を深める“目からウロコ”のテクニックを聞いてきた

  • 第10回

    あの駅もこのビルも、そして…その列車も!ノウハウと職人ワザが実現する"巨大広告"の舞台裏

  • 第11回

    スマホ写真の毎日を、"写真を楽しむ毎日"にライフスタイルを変える!?「スマホ de チェキ」体験記

  • 第12回

    富士フイルムの得意分野で医療に貢献!"きれいな写真画像"が病気を見つけやすくするって本当?!

  • 第13回

    あなたの社員証ももしかして…!?“写真に強い”フジフイルムのIC・IDカード

  • 第14回

    "時を飾る"という、新しい価値。「ウォールデコ」が思い出を日常にする

  • 第15回

    かわいい! 飾りやすい! フォトジェニック! 写真のある毎日を身近にする「ましかくプリント」に注目

  • 第16回

    実は世界のテレビ放送を支えているって知ってますか? レンズブランド「フジノン」の内覧会潜入レポート

  • 第17回

    もっと“美しい私”でプリント!新サービス「美肌モード」の魔法

  • 第18回

    2大テーマパークや、サンリオピューロランドでも!アトラクションごとにオーダーメイドで対応

  • 第19回

    「押されると赤くなる」ただそれだけのフィルムが40年以上製造業の現場で支持されているヒミツとは!?

  • 第20回

    独創的な「ユビーク技術」で自動車シートにオリジナルデザインをオーダーできる時代が来る!?

  • 第21回

    銀(Ag+)のチカラで「持続除菌」!インフルエンザ対策にもおすすめの新・除菌習慣

  • 第22回

    1月1時間で素敵な家族のアルバムが完成「つづけるアルバム」が日本のアルバムを変える!

  • 第23回

    学校の思い出写真をインターネットでカンタン注文!高いセキュリティで選ばれる「フジフイルムスクールフォト」

  • 第24回

    「速い」「美肌」は当たり前! 画像ダウンロードやマイナンバーカード申請もOKな証明写真ボックス

  • 第25回

    デジタルミラーレスカメラが映画撮影の現場に!? Xシリーズ最新モデル「X-H1」開発秘話

  • 第26回

    視界の隅々までクッキリ&ハッキリ! 製造現場を支える機械の目「マシンビジョンレンズ」

  • 第27回

    美しい髪色がずっと長持ち! 花王との共同開発で生まれた「レインボー染料」とは?

  • 第28回

    全国33会場で今年も開幕!想いをつなぐ『50,000人の写真展』

  • 第29回

    “その道”では「いつかは手に入れたい」憧れ! フジノンの双眼鏡

  • 第30回

    「ひび」を見つけて社会を守る!「ひびみっけ」ってどんなサービス?

  • 第32回

    東京ミッドタウン「フジフイルム スクエア」で写真の歴史と文化、アートに触れる

  • 第33回

    膨大なデータを効率的に印刷!私たちの暮らしに欠かせない「自動組版」とは?

  • 第34回

    簡単だから続けられる。残っていく。スマホ×写真プリント=「かぞくのきろく」

  • 第35回

    皇居周辺をお好みのXシリーズで試し撮り散歩!デジカメと一緒に長く付き合える「富士フイルム イメージング プラザ」

  • 第36回

    3ステップで手軽に写真プリントを注文できる「超簡単プリント」をやってみた

  • 第37回

    “みせたくなる”本『PhotoZINE(フォトジン)』担当者が絶対に入れたかったこだわりポイントとは?

  • 第38回

    天然ガスの採掘現場で活躍する富士フイルムの「ガス分離膜」

  • 第39回

    自分だけの、家族だけの『フォトグッズ』「使って、贈って、うれしい」新しい写真の楽しみ方

  • 第40回

    「守る」「快適」そして…「見える」!ウィンドウフィルムは縁の下の力持ち

  • 第41回

    撮って、すぐ出て、音も記録できる!新世代チェキ「instax mini LiPlay」が楽しい

  • 第42回

    エンジンを守り燃費向上にも貢献!「超分子」が実現した画期的なエンジンオイル用材料

  • 第43回

    快腸なら調教も快調!富士フイルムが競走馬の腸内環境をサポート

  • 第44回

    熱処理せずに「生ビール」が飲める幸せ…実は、ミクロフィルターのおかげだった!

  • 第45回

    ネガフィルムの写真も簡単・快適にデジタル化 “思い出探し”が楽しくなる「フォトバンク」がうれしい!

  • 第46回

    首が曲がって投影方向は自由自在!新しい映像表現を支えるプロジェクターが誕生


ここからフッターです

ページの終わりです
ページの先頭へ戻る