欧米ではすっかり定番の検索ワードになっているらしい！

今年1月から始まった新サービス「ウォールデコ」。まずはサービスを担当する富士フイルム　e戦略推進室の藤堂さんに、その魅力を聞きました。

「『壁に写真を飾る』という文化は日本ではまだまだそれほど一般的とは言えないかもしれません。それでもフジフイルムで写真をご注文された方へのアンケートで、8割の方が『写真を飾る』とお答えになり、さらにその半数が『壁に飾ったことがある』と答えています。
長く写真プリントを手がけてきた私たちも、壁に飾るタイプの写真パネルは『日本では難しいのではないか』という固定観念がありました」

たしかに欧米の家って、写真がおしゃれに飾られているイメージです！

「海外では壁に飾る写真パネルを含め、壁をデコレーションする『ウォールデコ』がかなり浸透していて、インターネットでも『フォトブック』と同じくらいに検索されているんです。
このような世界的な流れの中、日本でも写真を飾る文化を後押しできればと思い、新しいサービスを立ち上げることになりました」

軽くて飾るのもカンタン！ 「カジュアル」タイプを注文してみた！

ウォールデコは、フレームの種類や表面仕上げの違う5種類のラインナップがあります。中でも一番人気は、木製パネルのような風合いながら、極めて軽くて壁にも貼りやすい「カジュアル」タイプ。

注文ページは、お部屋に飾ったイメージを想像しやすいようになっています。
今回は、娘がまだ小さかった頃の思い出をウォールデコにすることに。人気のカジュアルタイプの中でも、特に注文が多いという「A3スクエア」サイズをチョイスしました。

画像をアップロードすると、実際の仕上がりを確認することができます。「画像調整」からトリミングを選んで左右の位置を微調整しました。

調整が終わると、その画像で「デコ」したイメージを確認できます。殺風景だった壁に、なんだかストーリーが生まれたような気がします。これは完成が楽しみ！

ちなみに、注文はスマホからでもOK！
「スマホで撮影した写真も解像度は問題ありません。いつも小さな画面で見ている写真も、迫力ある写真パネルにすると、また違ったイメージになりますよ。『こんなにいい写真だったっけ!?』と驚くと思います」（藤堂さん）

待つこと12日。『ウォールデコ』で部屋はどう変わる？

ついに「ウォールデコ」が届きました。
段ボールは「本当に入ってるの？」というくらいの軽さ。でも、その軽さが「飾りやすさ」につながるんです。

こんな感じ。思っていたよりも大きく、迫力があります。

さっそく、寝室に飾ってみました。
ちなみに、カジュアルタイプにおすすめの飾り方は、マスキングテープを使う方法。

①貼る場所を決めたら、壁にマスキングテープを貼る
②写真パネルにも、マスキングテープを貼る
③写真パネルに、「両面テープ」などを貼る
④マスキングテープの上に写真パネルを設置する

パネルが軽いからこそ、比較的弱い粘着力でも自由度の高い飾り方ができます。こちらでも詳しく紹介されていますので、ぜひお試しください。

注文時のサンプルイメージほど美しい部屋ではありませんが、部屋の雰囲気がガラリと変わった気がします。

ウォールデコを並べるのもいいアイデア。

リビングや廊下なども、ウォールデコのおかげで見違えるようです！

上質感の秘密は、フジフイルムのこだわりが生んだ「平滑性」

あらためてウォールデコの仕上がりを見てみると、その上質感に高い満足感を感じることができます。その秘密を、あらためて藤堂さんに聞いてみると…。

「プリントの品質については、かなりこだわっています。紙はプロフェッショナルフォトペーパーを使い、写真家クオリティを実現しています。
それに加え、写真パネルにおいて特に重要になってくるのが、実は「平滑性」なんです。これは、写真がいかに「平らか」ということです。DIYで写真パネルを作られる方もいますが、これだけの平滑性を出そうとすると、かなり大変な作業になります。
ウォールデコでも、大きなサイズのものには、プリントが波打たないように『バックシート』という紙を貼り付けており、このあたりの作業もすべて手作業で行っています」

この「いかに写真が平らか」というのは、素人にはかなり意外なポイントでした。

「写真を飾ることは、『思い出と毎日顔を合わせる』ことでもあります。家族の大切な記憶とともに、日々の生活を送ることで、だんだん思い出に愛着が湧いてくるんですね。
ウォールデコを通じて、家族の新しい絆のカタチを広げていきたいと思っています」（藤堂さん）