感染症経路の種類とは?

感染経路の種類とは

感染症の感染経路にはおもに以下の3種類があります。病原体によって感染経路はちがいます。

接触感染

感染者との握手や抱っこなどで感染する「直接接触感染」のほかに、感染者が触れた物を介して感染する「間接接触感染」があります。

<接触感染する病原体の例>

インフルエンザウイルス、ノロウイルス、新型コロナウイルス

<おもな間接接触感染場所>

ドアノブ、手すり、スイッチ、電車やバスのつり革、テーブル、エレベーターのボタン

飛沫感染

感染者がくしゃみや咳、会話をしたときに、病原体を含んだ飛沫(ひまつ)が飛散し、ほかの人がこれを吸い込んで感染します。

<飛沫感染する病原体の例>

インフルエンザウイルス、マイコプラズマ、新型コロナウイルス

空気感染

感染者の飛沫が乾燥して飛沫核となった病原体は、病原性を保ったまま空気中を漂うことができ、それを吸い込むことで感染します。

<空気感染による感染症の例>

結核、麻疹、水痘

このほか、蚊やネズミが媒介して感染する「昆虫媒介感染」、汚染された食物や水で感染する「一般媒介物感染」などがあります。新型コロナウイルスは、接触感染と飛沫感染によりうつるとされています。

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