丹念に教会を訪ね歩いたこの作品は、季節や時間帯を工夫し、光の美しさをとらえながらも、人々の祈り、信仰といったものを表現しています。ページをめくるごとに心の内に染みこんでくるような編成で、特に最終ページの、ステンドグラスから聖書に差す何色もの光が美しく感動しました。最初のページを開くとすぐ写真で始まりますが、文字や空白ページなどで余韻を持たせると、めくった時の期待感がさらに増幅されます。
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