流鏑馬の失敗をとらえたユニークな作品です。矢が外れる瞬間をここまで美しく切り取った作品は他に類を見ません。矢を放った人物の「やってしまった」という表情と、地面に突き刺さる直前の矢が絶妙に組み合わさり、ユーモラスでありながらも、失敗に対する率直な感情を描き出しています。成功ばかりが魅力じゃないという、新たな瞬間の表現を見出した作者の視点が光りました。
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