一目で心を奪われた美しい作品です。二人の指と指とが重なり合う瞬間が、まるで永遠の愛を象徴しているかのように感じられました。フォーカスを緩めたことも効果的で、被写体の輪郭をぼかし、現実と幻想の境目かのような雰囲気を強調しています。また、光の扱いも的確で、影とのコントラストの具合が、題材にとても合っていると感じました。ストーリーを連想させる構成で、大賞に相応しい一枚です。
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