背景にペンギンがいるので水族館でしょうか? 画面内には親子と思しき2人の人物が写っています。お子さんにハイライト、父親にシャドウと光の使い分けが秀逸で、まずそこに目を奪われました。コントラスト、色合いも絶妙です。設定を駆使して生み出されたこの空気感は作者独自の味わいとなり、記憶に残る心象的な作風にまとめられています。あえて親子の視線が交わらないタイミングを選んだ点も、ありがちな展開を避けて独自性を後押しすることに成功しています。
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